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夏の楽しみといえば、キャンプやバーベキューですよね。

でも、自然の中で気をつけたいのが「虫刺され」です。

特に山や川、海に行くときに注意したいのが「ヌカカ」と「蚊」です。

こちらでは、
・ヌカカと蚊の生態
・刺されないための対策
・刺されたときの正しい処置法

を詳しく紹介します。

ヌカカとは?

公益社団法人
日本山岳会HPより

ヌカカの基本情報

「ヌカカ」は、体長1ミリから1.5ミリほどの非常に小さな虫で、ハエ目に属します。
そのため、網戸をすり抜けるほど小さく、気づかないうちに刺されることが多いです。

ヌカカは「吸血害虫」の一種で、漢字では「糠蚊」と書きます。
この小さな虫は、服の隙間にも入り込み、一度に何カ所も刺すため、非常に厄介な存在です。

ヌカカの種類と生態

日本には約40種類のヌカカが生息しており、人を刺して血を吸うのはメスだけです。

彼らは単独で行動することは少なく、集団で行動するのが特徴です。
湿度が高い場所を好み、水辺や湿地、草むらなどで多く見られます。

ブヨとの違い

ヌカカとよく混同されるのが「ブヨ(ブユ・ブト)」です。
ブヨも吸血害虫で、自然豊かな場所に生息します。

ブヨは主に清流に発生し、ヌカカよりもやや大きく、刺されたときには出血を伴うことが多いです。

一方、ヌカカは海岸沿いや山、草むら、湿地に多く発生します。

ヌカカに刺されやすい環境

  • 高湿度
    ヌカカは湿度の高い環境を好みます。
    特に雨上がりや梅雨の時期は要注意です。
  • 水辺の環境
    ヌカカは水辺に産卵するため、川や湖、湿地、草むらなどに多く生息します。
    キャンプや釣りの際には、このような場所に近づかないようにするか、しっかりとした対策を講じましょう。
  • 生い茂った草むら
    手入れが行き届いていない庭や公園、キャンプ場の周辺の草むらや森林に多く見られます。

ヌカカに刺されたときの症状と対処法

刺された直後の症状

ヌカカが皮膚を噛み切り、血を吸うときには痛みを感じないことが多く

刺された直後は、かゆみもほとんどなく、気づかないうちに何カ所も刺されていることが多く注意が必要です。

刺された場所は赤く腫れますが、最初はそれほど強いかゆみを感じません

一定期間後の症状

ヌカカに刺された場合、数時間から数日後に猛烈なかゆみが現れます。
このかゆみは1週間ほど続き、場合によっては1か月以上続くこともあります。

特に肌が敏感な人やアレルギー体質の人は、かゆみがひどくなる傾向があります。

かきむしると症状が悪化し、感染症を引き起こすこともあるので注意が必要です。

ヌカカに刺された時の対処法

  • 洗浄と応急処置:刺されたらすぐに患部を清潔な水で洗い流し、清潔に保ちます。強くこすったり、かきむしったりしないよう注意しましょう。
  • 温める・冷やす:ヌカカの毒は熱に弱いため、患部が腫れる前に熱めのお湯をかけて毒を分解します。ただし、すでに腫れている場合は冷やすことでかゆみを抑えます。
  • 外用薬を塗る:温熱療法や寒冷療法の後は、虫刺され用の外用薬を塗ります。ステロイド系の薬を使用して炎症を抑え、かきむしらないよう注意しましょう。
  • 病院を受診する:かゆみがひどい場合や症状が悪化する前に病院を受診することも大切です。

ヌカカに刺されないための対策

ヌカカに刺されると猛烈なかゆみに襲われるので、なるべく刺されないようにしっかりと対策しましょう。

対策方法を6つ紹介します。

長袖・長ズボンを着る

ヌカカが多い場所では、肌の露出を避けることが大切です。
特に朝夕はヌカカの活動が活発になるため、この時間帯にはしっかりとした対策が必要です。

帽子をかぶる

ヌカカは小さな体を利用して衣服の隙間に入り込むため、帽子をかぶることも有効です。
頭髪や首回りを守るために、首にタオルを巻くのもおすすめです。

虫よけスプレーを使う

ヌカカ対策には虫よけスプレーが必需品です。
肌だけでなく、洋服の上からもしっかりスプレーをしましょう。

一般的な虫よけスプレーや、ハッカ油を使った自作スプレーも効果的です。

蚊取り線香を使う

キャンプやバーベキューでは蚊取り線香を併用するのも良いでしょう。
業務用の強力な蚊取り線香を使うことで、より高い効果が期待できます。

ライトトラップを使う

ヌカカは光に誘引される性質があります。
夕方や夜間にライトトラップを設置することで、ヌカカを捕獲することができます。

ヌカカを見つけたらその場を離れる

ヌカカの集団を発見したり、刺されたときはすぐにその場を離れましょう。

盲点ですが、結構効果的です。

蚊に刺されやすい人の特徴

  • 二酸化炭素の排出量
    蚊は二酸化炭素(CO2)を感知して人間を見つけます。
    特に大人、妊婦、運動をしている人は多くのCO2を排出し、蚊に刺されやすくなります。
  • 体温が高い
    体温が高い人は蚊に刺されやすいです。
    運動をしている人、体温がもともと高い人、アルコールを摂取している人は要注意です。
  • 体臭や汗
    汗や体臭に含まれる化学物質は蚊を引き寄せます。
    特に汗をかきやすい人や特定の体臭を持つ人は蚊に刺されやすいです。
  • 血液型
    研究によると、O型の人は他の血液型に比べて蚊に刺されやすいとされています。
  • 衣服の色
    蚊は視覚的にも人を見つけることができ、特に暗い色の衣服を着ていると刺されやすくなります。

女性が蚊に刺されやすい理由

女性は体温やホルモンの影響、香水やボディローションの使用頻度が高いため、蚊に刺されやすい傾向があります。

また、妊娠中の女性は代謝が上がり、呼吸が深くなるため、CO2の排出量が増え、蚊に刺されやすくなります。

蚊に刺されにくくするための対策

  • 虫よけスプレーの使用:肌や衣服に虫よけスプレーを使う。
  • 適切な服装:長袖・長ズボンなど肌の露出を避ける。
  • 香りの強い化粧品を避ける:香水やボディローションの使用を控える。
  • 蚊取り線香や電気蚊取り器を使用:蚊を寄せ付けないようにする。
  • 風通しの良い場所にいる:風が強い場所では蚊が飛びにくい。

 

まとめ

ヌカカと蚊は夏のアウトドアの大敵ですが、適切な対策で被害を防げます。

ヌカカは非常に小さな吸血害虫で、湿度が高く水辺や草むらに多く生息します。
刺されると強いかゆみが続きます。

対策としては、長袖・長ズボンの着用、帽子や虫よけスプレーの使用、蚊取り線香やライトトラップの利用が有効です。
 
蚊に刺されやすい人は、CO2排出量が多い大人や妊婦、体温が高い人、汗をかきやすい人、O型の人などです。女性は体温やホルモン、香水の使用で刺されやすい傾向があります。

刺されにくくするには、虫よけスプレーや蚊取り線香の使用、肌の露出を避ける服装、風通しの良い場所にいることが大切です。
 

快適な夏を過ごすために、しっかりと対策をして楽しんでください!

 

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